「本当の脳育てとは。成田奈緒子先生 講演会」
先日、医学博士、小児科医、発達科学者である、成田奈緒子先生の講演会にいってきました。
著書「8歳までの子供の脳にやっていいこと悪いこと」(PHP社)
「『睡眠第一』ですべてうまくいく」(芽ばえ社)
「早起きリズムで脳を育てる」(芽ばえ社)
「脳の鍛え方 育て方」(すばる社)他
《 脳の発達は、順序が大切 》
①0から5歳
からだの脳=生きるための脳
寝て・起きて・ご飯を食べて・身体を動かす
②1から18歳(中核6から14歳)
おりこうさんの脳=人間らしさの脳
言語や微細運動・勉強・スポーツ
③10から18歳(中核10から14歳)
こころの脳=社会の脳
社会での成功・幸せ
①の時期に、土台を作っておくと、自分で判断できる・自分の前頭葉で、ひたすら考えることができ、親に言われなくても自分で出来る・・・「自立」
小・中学生の睡眠時間が少なすぎる。→「脳が育たない」
理想は、20時に寝て、6時に起きる10時間睡眠。(難しければ、21時に寝て、6時に起きる。)
家を建てる時と同じで、1階の土台をきちんと作ってないのに、2階(早期教育・スポーツの習い事など)ばかり立派に作っても、友達に悪口を言われた・徒競走で転んで5位になってしまった、などの理由で簡単に崩れてしまう子が多い。
→心が病む・中学生くらいになると、キレる、ひきこもる、殴る、万引き・・・。
小学生になるまでに、朝、「お腹がすいた~」といって、自分で起きることが、本来の姿。
副交感神経が有利になり、安心してリラックスして、眠りにつくと、消化が進んで、翌朝お腹がすいて目覚める。→「飢えさせる」ことが大事!!!
先生は、朝ごはんで、25~30品目くらい食べて、あとは、少なめの食事だそうです。
頑張って、たくさんの品目のご飯を作るのではなく、「お腹がすくから食べる」のが大事。
先生家族は、20時~には、就寝して、4時頃には、起床しているそうです。
小さいときは、親がそばにいてくれるので、出来ている人が多いが、だんだん大学生・社会人になるにつれて、親から離れていくときには、食事・睡眠時間のメンテナンスが必要です。
→睡眠時間の不足が、危機→うつ病・睡眠障害がとても増えている。
* 脳育ちは、土台作りから ~家作りにたとえてみると~
1階・・・寝ること・食べること・身体を動かすこと=生活習慣
2階・・・勉強やスポーツ=学習
3階・・・人間らしい心(10歳過ぎてから~)
早くよい子を育てようと思わないで、ゆっくり順番にしか育たないと思って、
親もゆっくり、余裕をもって育てるとよい。
1時間半の講演会で、プリントに基づいて、色々お話を聞いて納得していたものの、
まとめてみると・・・、なかなか文章力が伴わずに、わかりにくくてすいません。
先生の著書をはじめの方に載せてありますので、ぜひお読みいただければと思います。
自律神経失調症・不登校・ひきこもりのお子さんが増えている中、「子育て科学アクシス」で、
先生の考える、社会に出ていくために絶対必要だと思うことが、たくさんつまったワークショップを
開催しているそうです。
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